ホームインスペクションの選び方は?信頼できる業者の特徴を解説
中古住宅や新築住宅を購入する際、見た目では分からない欠陥や劣化を見落とすと、後々大きなトラブルにつながる可能性が高いです。入居後のリスクを回避するために有効なのが「ホームインスペクション」ですが、信頼できる業者を選ばなければ、正確な診断ができないおそれもあります。この記事では、ホームインスペクション業者を選ぶ際に注目すべきポイントを解説します。
この記事を読むための時間:3分
失敗しないホームインスペクション業者の選び方
業者選びの際、以下の4つを確認すると失敗を防ぎやすくなります。
- 経験や実績が豊富である
- 一級建築士であることがおすすめ
- 口コミが良く、理念がある
- 検査員の顔が見える
それぞれ詳しく解説します。
経験や実績が豊富である
ホームインスペクション(住宅診断)を選ぶときは、実績が豊富な業者を重視します。過去の検査件数や対応物件の種類が多い業者は、さまざまな状況に柔軟に対応できる傾向があります。特に中古住宅や注文住宅など、物件の種類に応じた実績があるかを見ておきましょう。
一級建築士であることがおすすめ
住宅診断は資格よりも経験が必要と主張している会社もあります。たしかに実際のところはそうでしょう。
ただし、住宅診断の報告書には検査員の名前と資格が記載されます。
その報告書は、検査後に工務店や売主も目にするでしょう。
報告書を受け取る人は一級建築士ではく二級建築士なんだと思われてしまうこともあるかもしれません。
対外的に二級建築士でも良ければそれでもいいでしょう。
口コミが良く、理念がある
口コミが良い業者は、信頼度が高いといえます。
ただ、住宅診断という仕事は一般の方が評価できるような仕事ではありません。
人当たりが良ければ口コミが良くなりますが、実際見落としが無かったのか、しっかりとしたアドバイスがされたのか別のことだと思います。
検査員が、どのような理念を持って仕事をしているか重要だと思います。
検査員の顔が見える
仕事を依頼する時は、ホームページや動画やSNSを見て判断することでしょう。ただ、注意しなくていけないのは、動画に出演している人が検査してくれるとは限りません。
顔も見たこともない検査員が派遣されてくることもあります。動画などは仕事を獲得するために作られたものです。
当日、どのような経験や資格を持った検査員がくるかしっかり確認しましょう。
ホームインスペクションを依頼する際のポイント
以下の点を踏まえた上で、依頼するかどうかを判断しましょう。
- ホームインスペクション専門の業者か確認する
- 調査報告書のサンプルを事前に見せてもらう
- 複数の会社を比較してから依頼する
それぞれ詳しく解説します。
ホームインスペクション専門の業者か確認する
正確な調査を受けるには、ホームインスペクションを専門に行っている業者を選ぶべきです。建築会社や不動産会社の一部として提供されているサービスでは、調査の客観性や専門性が低いことがあります。ホームインスペクションに特化している業者をおすすめします。
調査報告書のサンプルを事前に見せてもらう
依頼前に、調査報告書のサンプルを見せてもらうことで、業者の検査内容や説明の丁寧さを判断できます。報告書が写真付きで、専門用語に対して適切な説明が添えられているかを確認しましょう。また、調査結果に対する改善提案が記載されているかも、業者の丁寧さを判断するポイントです。
複数の会社を比較してから依頼する
ホームインスペクションを依頼する前に、複数の会社を比較しておきましょう。1社だけで決めてしまうと、料金やサービス内容が適正かどうか判断しにくくなります。価格の安さだけでなく、検査項目の詳細やサポート内容までを含めて比較するのがポイントです。
信頼できるインスペクターであるか
ホームページなどは印象よく作られているケースが多いです。繰り返しになりますが、動画に出演している方が調査をしてくれるとも限りません。時には、見たこともない人がどんな資格を持っているのか、経験値も分からず、検査がはじまるケースもあるでしょう。
できれば検査員に直接電話をしてみましょう。
色々な質問をして、自分にあっているか確認することが一番だと思います。
前の記事へ
« 新築でよくある施工不良や欠陥は?住宅診断の重要性も解説