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新築でも住宅診断は必要!理由と見るべきポイントを解説

住宅の基礎を確認する業者

 

新築住宅であっても、見えない部分に施工不良がある可能性があります。完成直後は綺麗に見えても、構造や設備に問題があれば、将来の暮らしに影響が出てしまいます。入居前に不具合を発見するには、第三者による住宅診断が有効です。

不動産業者などはこの家は完了検査を合格しているから大丈夫などといって、ホームインスペクションを拒むケースもあります。
この記事では、新築でも住宅診断が必要な理由と確認すべきポイントを解説します。

こちらの記事を読んでいただいても自分には不要だと思えば不要かと思います。

この記事を読むための時間:5分

新築でも住宅診断が必要な理由とは?

新築で住宅診断(ホームインスペクション)を受けるべき理由は3つあります。

 

  • 完了検査に合格しているから安心ではない
  • 造りっぱなしでチェックがされていないことが多い
  • 住んでからいくつか不具合があると建設会社の不信感につながる

 

それぞれ詳しく解説します。

完了検査に合格しているから安心ではない

 

建設会社や売主は「この家は完了検査に合格しているからホームインスペクションは無駄ですよ」言います。

完了検査とは、民間の検査機関が建築確認申請通りにできているか確認するものです。

極端な話をすれば、間取りだけあっていたら合格みたいなものです。
年配の方が5分ぐらい間取りを見て終わるいい加減な検査がほとんどです。

床下を見なければ、小屋裏も見ません。施工不良をチェックしているわけではないので、ホームインスペクションとは全く異なるものです。

だから、完了検査に合格しているという言葉に騙されないでください。

 

 

 

造りっぱなしでチェックされていないことが多い

建物は完成したら建設会社がちゃんとチェックしていると思われていませんか?

実は、ちゃんとチェックしている工務店は少数派です。

ほとんどの工務店は造ったら造りっぱなしがほとんどなのです。

私が多く見るものとしては、床下や小屋裏で断熱材が抜けている、ビスが抜けている、床下ではごみが散乱などが多々あります。

 

住んでからいくつか不具合が見つかると建設会社の不信感につながる

完了時にホームインスペクションを入れずに、住んでからホームインスペクションを実施する方も少なくはありません。

何故ならば、住んでから、サッシのビスが抜けているとか、扉に引っ掛かりがあり開閉しずらいとか、床下を覗いてみたらゴミが散乱しているなんてことが発覚することがあります。

人間は信じられないようなミスをいくつか見つかると、見えないところは本当に大丈夫なのだろうかと不安になるものです。

今まで建設会社と良好な関係が築けていたらビス抜けなど許せるかもしれませんが、工事中にお願いしたことが出来ていなかったり、工期が遅れて引き渡しにバタバタしている現場を観ていたら余計不安になるのです。

 

どうでしょう?このような話を聞いてあなたは例え凡ミスがあっても許せるでしょうか?

凡ミスがあっても許せる。建設会社と今まで良好な関係を築いてきたという方であれば新築時のホームインスペクションは不要かもしれません。

新築の住宅診断で重要なチェックポイント

新築では、主に以下の箇所を調査します。

 

  • 外回り(外壁・屋根の剥がれや割れ)
  • 室内(壁・床・設備の不具合)
  • 屋根裏(雨漏り跡・断熱材や構造材の不具合)
  • 床下(配管の水漏れ・カビ・シロアリの被害)

 

それぞれ詳しく解説します。

外回り(外壁・屋根の剥がれや割れ)

外回りの診断では、外壁や屋根にひび割れや剥がれがないかを確認します。外壁材のわずかなズレや塗装のムラは、将来的な雨漏りや劣化の原因になります。外観の美しさだけでなく、建物の防水性や耐久性を守る上でも外回りのチェックは重要です。

室内(壁・床・設備の不具合)

室内では、壁や床、設備機器に不具合がないかを確認します。例えば、壁紙の浮きや床のきしみ、照明の不具合などは日常生活に大きく影響します。見た目だけで気づきにくい箇所は、専門家による目視や計測が有効です。

屋根裏(雨漏り跡・断熱材や構造材の不具合)

屋根裏は普段目にする機会が少ないため、住宅診断で特に重視される箇所です。雨漏りの跡や断熱材の施工ミス、構造材の割れなどは、建物全体の寿命に影響します。たとえ新築でも、職人の技術や確認不足で不具合が残ってしまうケースもあります。

床下(配管の水漏れ・カビ・シロアリの被害)

床下は湿気がたまりやすく、配管の水漏れやカビ、シロアリの被害などが発生しやすい場所です。基礎工事や設備配管のわずかな不備を、診断によって早期に対処できれば、修繕コストや健康被害のリスクを軽減できます。

新築でも住宅診断をして安心を手に入れよう

新築住宅であっても住宅診断を行うことで、将来的な不具合のリスクを大きく減らせます。

施工ミスや見落としは、後々大きな修繕費用につながる可能性があるため、プロによるチェックが重要です。

 

引き渡しを受けたあとは、何か理由を付けて手直しをしない建設会社もいることに注意が必要です。

新しい生活から建設会社と揉めるようなことなく、クリアな気持ちで過ごしていただくためにも住宅診断の実施を検討してください。

 

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